クリスチャンの断食ーダニエル・ファスト 



あなたは断食をやったことがありますか?日本では、一般的に断食というと、インドの修行僧の断食がする苦しい修行断食のイメージが先に頭に浮かぶのではないでしょうか?

実は聖書にも、断食の話はよく登場しますが、全てに共通している点は何かを嘆願するために断食をしています。ネヘミアやダニエルは荒れ果てたイスラエルのために断食祈祷をしました。旧約聖書のダニエル書という書物の中に、ダニエルが水と野菜だけで10日間過ごしたところ、肉などの贅沢な食物を食べている他の少年よりも血色がよかったという話があります。その後ダニエルはイスラエルのために21日間断食をしながら祈りました。そのダニエルが行なった断食を実行するのがダニエル・ファストで今では世界中の数十万人のクリスチャンが実行していると言われています。

断食にも何も食物を食べない水だけで過ごす3日断食や、一日一食だけで過ごす部分断食がありますが、ダニエル・ファストは21日間、野菜、フルーツと穀物のみが食べられ、他の食べ物は制限されている断食で、飲み物は水だけを飲むことができます。

僕にとって来年2017年は3回目のチャレンジとなります。開始日はいつも1月15日と決めています。その理由は単に、14日が僕の誕生日だから(ケーキが食べられない誕生日も寂しいので。。)なので、通常教会単位でやる場合は1月の第2日曜から始めることが多いようです。

何のための断食なのか?

ダニエル・ファストを始めるにあたって、この理由が一番重要です。これがなければ単なる苦しいダイエットになってしまいます。

その目的は神様にフォーカスする時間を持つことです。
この超慌ただしい現代では、どうしても毎日の生活のフォーカスが神様を後回しにしがちになります。周りの雑音も多いです。それらをなるべく断ち切り、神様との時間を持つこと。具体的には聖書朗読と祈りを中心とする生活です。

ですので、実はこの21日間は単なる食事制限の期間だけではありません。食事同様に、テレビドラマ、インターネットサーフィンや雑音も断ち切ります。(ただ仕事をする上でEメールなど遮断することができない時は必要最低限に抑えます)もちろん、友人や会社の同僚などには通常のように接しますが、なるべくソシアルの時間もこの期間は控えるようにします。

この21日間の時間で、僕の人生の神の真理と方向性を明らかにされますように、家族、友人、リーダーたちへ、世の中の影響がある人へ、子供たちや恵まれていない人へ、聖霊のまだ小さな声を聞くことができように祈ります。またこの断食を通じ、神様が私たちに知らせたいと思っていることを知るために、いつもアンテナを向け心を開いている経験をもたらしてくれるようにも祈ります。

正直を言えば、炭水化物や甘いものへの誘惑もあり、楽しいと呼べる経験ではありません。しかし、霊的な深みに入り、感性が研ぎ覚まされる感覚は、今の僕に必要なことと不必要なことを認識させてくれ、自分自身の断捨離を行っているようで、何事にも変えがたい経験で、僕にとっては欠かせない年始の行事になりつつあります。

もちろん、このダニエルファストは霊的な進化や浄化以外にも、高いダイエット効果がありますが、それはまた別の機会にご紹介します。

肉体に従って生きる者は、肉体に心を注ぐのですが、霊にしたがって生きる者は、御霊のものです。ローマ8:5


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