「毎日を人生の最高傑作の日としよう」ジョン・ウッデン


こんにちは。
ジョン・ウッデンという名前を聞いたことがありますか?

日本ではマネジメントのエキスパートというと、すぐにピーター・ドラッガーの名前が出てきますが、アメリカでは一般の人よりも、プロのリーダーシップやコーチングのエキスパートたちが、ジョン・ウッデンの名前をあげる人が多いです。

今、世の中に出ている有名なサクセスエキスパートたちで、ジョン・ウッデンの影響を受けなかった人はいません。ジム・ローン、ジョン・マックスウエル、アンソニー・ロビンスなどそうそうたるエキスパート全員がジョンの影響を受けているのです。

しかしジョン・ウッデンは、リーダーシップのエキスパートとして世の中に出て有名になったわけではありません。

ジョンは、あなたも聞いたことがあるUCLA(カリフォルニア州立大学ロスアンゼルス校)のバスケットボールチームのヘッドコーチだったのです。もしあなたがバスケットボール選手なら、UCLAカットというオフェンスシステムを聞いたことがあるかもしれない。



これは1970年代にUCLAを率いて黄金時代を作り上げたジョン・ウッデンの考案したオフェンスのシステムだ。ポイント・ガードがハイポストのスクリーンを利用してカットしていくパターンは、今では当たり前のオフェンスの常識を作った人だ。

UCLAはジョンのリーダーシップのもと、NCAA全米選手権を13年で10回も制覇した。そのうち7連覇を含んだ。ジョン・ウッデンはカリーム・アブドゥル・ジャバーを擁して、88連勝という前人未踏の記録も打ち立てた。これだけでもとてつもないことだ。だが彼が「20世紀最高のコーチ」と呼ばれるのは、彼の持つ哲学や考え方が終始一貫して、彼が受けた家庭教育、高校の英語教師として過ごした8年間などの経験に裏付けられたものだったからでもある。

彼が何故そのようなチームを作ることができたのか?それは彼の育った家庭環境や父親の教えが大きな影響を与えていた。

ジョンの残した格言は、ウッデンニズムと言われるまで、各界のコーチやリーダーたちに未だに影響を与え続けている。

このブログの「最高傑作」の言葉は、このジョンの格言のマスターピースから来ています。

“Make each day your masterpiece.”


「毎日を人生の最高傑作の日としよう」

これは実はジョンが父親から受けた6つの教訓のうちの一つです。
まず最初に知って欲しいことは、英語のMakeです。これは「作る、行う」という主動的な動詞です。「作る、行う」という行為は他人がやってくれるのではなく、自分が行うべきことなんです。

それを来る日も来る日も毎日やる。

朝、日が昇ってから始まる一日に、同じ日はありません。毎日24時間でも、今日という日は今しかないのです。明日のことは考えず、昨日のことは忘れ、今日一日を人生で最高傑作の日を作ろうと決めましょう。真剣にそう考えると、人への接し方、意見の言い方、状況の捉え方など全てが変わってきませんか?

“Make each day your masterpiece.”



あなたのポジティブな意見を歓迎します!

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