チームを最高の状態させる4つのリーダーシップスキル
会社でも教会でも、放っておいて成長するチームはない。何もしないでおいておくと、成長どころか衰退の道を歩むことになる。チームが次のレベルに成長する道は、常に上り坂だ。下り坂の楽ちん成長などはありえない。ということはチームが意図的に上り坂を登ろうとしない限り、引力の法則に従うことになる。
その原因として、チームが目標を見失う、ハーモニーが噛み合っていない、エネルギーが低い、キープレーヤーを失うなどの原因でチーム内の結束力が落ち、チームとしての力を失うことになる。しかし、ここで力を発揮できるのがあなたのリーダーシップスタイルだ。ここに4つのリーダーシップスキルがある。このやり方をマスターすると、あなたはチームにエネルギーを吹き込み、理想的なチームに変えることができる。
1.まずは明確な目的を定める
ご存知のように1人では、偉大な目標を達成するには足りません。そのためにチームがあるわけだが、チームにとって絶対不可欠なものは、目的だ。そしてまずはこの質問を自分自身にしてみるということから初めてみよう。
・ この目的に、自分はチームの力を必要としているのか?
・ この目的で、メンバーや顧客に金銭以上の利益を提供できるのか?
・ この目的に自分の全てをかけてもいいと思っているか?
もし、あなたの答えがすべてイエスであれば、次のステップに行く。そうでないならば、何故イエスと答えられないのかをよく考えてみるとよい。
次に、この目的を達成するためにはどのようなチームメンバーが必要なのかを考える。自分の考えを理解して、助けてくれそうな人の名前を書き出してリストを作ってみる。そしてこのリストの誰とその体験を一緒にしたいかを考えてみる。
2.目的をシェアする
チームメンバーはそれぞれの分野に適した個性やスペシャリティがあるべきだが、チームを金銭利益だけのための駒のように使うためにメンバーがいるのではない。メンバーひとりひとりにゴールがあり、そのゴール達成のために、お互いに励まし合い、助け合いながら進めていくことが重要だ。それには、いつもオープンなコミュニケーションによる風通しの良い環境を作ること。チームメンバー一人一人の目標達成が、チーム全体の共通の目標達成になるべきで、誰か一人だけが恩恵を受けるのではないということを明確にしよう。
さて、このリーダーシップスタイルを実際に用いていくにあたり、あなたの今のチームと照らし合わせてみよう。今のチームは、「大きな目的」に対してどのような反応を示すだろうか?メンバーはこの目的のために心底参加してやり遂げようという態度を持ってくれるだろうか?それとも利益だけをいつも優先するタイプだろうか?
まずは、チームメンバーが同じ方向を向き、同じ態度でチームに貢献してくるように話をしなければならない。それぞれに大きな目標を与えてメンバーをモチベートすることは重要なことだ。そして本当に真摯に貢献してくれたら、皆の前で表彰し、激励をすることもチームの勢いを維持するためにぜひやってほしい。
3.クリアなコミュニケーション
当然、リーダーはそのチームのコミュニケーションスタイルを位置つけることになる。リーダーのメッセージはいつも目的に根ざした一貫性がなければならないし、メンバーの働きを認め、奨励しながら、各グループをつなぎ、今チームのいる現在位置そして目的場所までの到達方法を伝達する必要がある。何故なら、チームの中にもグループごとに分かれたセクションがありメンバーが目の前の仕事だけを見て、遠くのビジョンを見忘れることもあるからだ。プロの野球やフットボールでチャンピョンシップをとるチームの共通点は、監督からコーチ、プレーヤーまでコミュニケーションが行き届いているチームあるという事実をご存知だろうか。
4.良い聞き手となる
リーダーはチームのコミュニケーションを位置づけると書いたが、同時に良い聞き手である必要がある。リスニングスキルがないリーダーの下ではチームはどうなるのか?一方的なコミュニケーションになるので、メンバーは自分の考えを言わなくなる。同時に聞く理解度も落ちてくる。ミスコミュニケーションが起きてくる。持たなくてもいい感情をチームメンバーに持つようになる、チームの絆が緩んでくるなど、負の循環を起こすようになる。「聞く」(リスニング)はスキルなのだ。回りの人にあなたのリスニングスキルのリビューをしてもらうなどして、向上させることが結果的にあなたをグッドコミュニケーターにする。
「目的を定める」「シェアをする」「クリアなコミュニケーションをする」「良い聞き手になる」。これらのすべてはあなたの内部(意思)で起こすこと。そのためにはいつも良い情報に触れていなければ良いリードはできない。
あなたの羊の様子をよく知っておけ。群れに心を向けよ。 箴言27:23
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