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キャラクターの作り方 4

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価値感ベースのリーダーとなるには? ビジネスリーダーであり、教育者であるハリー・クレーマーの「4つの原則」というのがある。 1・セルフ・リフレクション 価値感ベースのリーダーはいつも立ち止まり、考え、自己質問をする。自己質問とは 「自分の価値とは何だ?」 「自分はどの価値感の上に立っているのか?」 「今重要なことは何だ?」 「どのような見本を残すべきなのか?」 「自分の目的は何か?」 「今日は何をするのか?」 「今日はどのように人に接しただろうか?」 「今日はどのように人をリードできただろうか?」 これらの質問の目的は、自分を知ることにある。これらの質問に答えながら自分に投影(リフレクト)させる。自分に投影させながら、自分をリードするのだ。毎日15分これらの質問を自らに問いかけることを始めてみよう。 2.バランス クレーマーは、価値感ベースのリーダーはバランスのある見解を持たなければならないと言っている。自分のことを知ることと同様に、チームメンバーを尊敬し感心を示すことが重要だ。 3.本当の自信 まず知らなければならないのは、リーダーの自信とは傲慢さ、自分の立場だけを貫いたエゴな考えに基づいたものではない。一人の人間として知らないことは知らない、自分の考えが間違っていたと認めることができるかどうかである。リーダーシップとは人をコントロールすることではなく、あなたが与える影響のことである。 4.正しいことを行う リーダーシップは役職やタイトルがベースではない。会社のボスだから、マネージャーだから単に指示をする役目になるのではなく、部下たちと繋がらなければならない。繋がらなければチームが成長することはない。多くのリーダーは正しい人になろうとするが、それだけでは具体的にどのようになれるのかがわからない。正しい人になるために、「正しいことを行う」人にフォーカスしよう。あなたの口から発する意見、行う行動にいつも注意をはらう人になろう。

キャラクターの作り方 3

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4.あなたが家族が求めるもの もし、家族があなたにとって高順位の価値感であるならば、それを言葉に書いて具体的にしてみよう。例えば「自分にとって家族とは、なくてはならないものであるから、いつも愛情をもって育てなくてはならない。人生のどの出来事よりも最優先にし、家族行事と他のイベントが重なった場合は家族行事をいつも優先させる。」 5.フォーカスをし続ける あなたの価値感から家族の位置づけまでをクリアにしたなら、それを忠実に行うことにフォーカスしよう。 6.キャラクター作りに磨きをかける 自己価値感の明確化の利点は、フォーカスができるので、セルフでキャラクター作りを可能にさせてくれることだ。あなたのゴールと価値感が一直線上に並んでいれば、内側のあなたと外側でのあなたも一致しているはずで、価値感に沿った行動をとれたあなたはきっとある種の満足感を得られるはずだ。自尊心が高まるので自信がつき、強い自分を感じることができるし、同時に幸福感や健康感も湧き上がる。この価値感に沿った行動をとることは、ある種の勇気も必要なので、あなたを勇敢な人間に変えてくれるし、また決断を下すことにも躊躇がなくなる。自己価値感を定義し、ゴールに向かって歩む生き方はあなたの人生そのものを改善させる力があります。 7.テイク アクション もう一度繰り返そう。まず、あなたの価値感を定義し書き出すこと。あなたにとってのエクセレンスとは何なのか?あなたにとって家族とは?全て書き出してみる。あなたにとっての定義なので難しく書く必要はないし、覚えやすく書くことだ。そして、その目標との直線の中で生きると決めること。人間誰にでも今まで生きてきたその人なりの思考パターンが身についているので、簡単には変えられないが、、この7点を毎日思い返し、実行すれば何物にも換えることができない満足感を得られるはずだ。

キャラクターの作り方 2

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それでは、どのようなキャラクターを目指すべきなのか?この部分はあなたの志しに依る部分が大きいので、まとめるのが容易ではないが、モチベーショナルスピーカーであるブライアン・トレーシーはキャラクターの作り方を次の7つのステップにまとめてくれているのでご紹介しよう。 1.人生の重要な価値感とは何か? あなたのキャラクターは人生を生きる価値を高めるものであるべきだ。そこそこの人生や生きる価値すら求めていないのであれば、キャラクター作りに励む必要もないので今のままの人生で満足しているはずだ。大半の人は、人生で正直さを保つ生き方、裏表のない終始一貫した言動を貫くことを妥協して生きていると思うが、それがIntegrity( 影響のある人はIntegrityを持っている  )を保つ生き方をすることがやさしいことではないことを物語っている。しかし人はリーダーにそれを求め、実行している人にはついてくる。この価値感を改めてもつことがどんなリーダーにも必要だ。 2.「エクセレンス」の意味を理解する 「エクセレンス」Excellence は辞書では優越、卓越、長所とある。あなたにあなたにとってのエクセレンスとは何かを定義づけてみよう。例えば、「私は自分のやることに、高いスタンダードを求める。どのような立場や状況においても、自分のベストを尽くしより良い関係作りにフォーカスした生き方をする。」エクセレンスは一過性のものではなく、人生と同じ長さの終わりのない旅だ。ひたすた毎日毎日積み重ねること、近道はない。 3.自分の行動を計測する あなたにとっての「人生の重要な価値感」をクリアにすることができたら、次にやるべきことは「行動に移す」ことだ。その時にはっきりした行動内容がなければ時間と共にぼやけてしまう。つまりあなたの中に計測指針が必要だ。私がおすすめする方法は行動ジャーナルをつけることだ。大まかに、家族、職場、友人などに分類し、その日にあったことを書き、それに対して自分はどう対応したかを書く。そしてその対応は10点満点のうちの何点だったかも書いてみよう。

キャラクターの作り方 1.

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How to build Character by Jim Rohn 参照 キャラクターの作り方 日本語てもキャラクターCharacterという言葉は、日常よく使われるが、一般的な使われ方としては、アニメのキャラクターであるとか、そうでなければ「あの人のキャラならやっていける」だとか「物おじしないキャラだ」などの持って生まれた性格的な意味合いで使われるのではないだろうか?略されてキャラと言われていることからも、あまり深い意味で使われていないようでもある。同じような言葉でパーソナリティPersonality という言葉があるが、辞書によるとパーソナリティは性格、人格でありどちらかと言えば先天的、キャラクターは個性、気質という後天的に発展可能なものである。ということはキャラクターを作るのはあなた自身であって、あなたが思い描いたキャラクター形成することが可能である。実はリーダーシップにおいては、キャラクター作りは、必要不可欠な部分である。なぜならリーダーには確固としたキャラクターが求められているからである。エゴな考えの利益のことしか頭にないリーダー、考えがよく変わるリーダーには誰もついていこうとしない。 * 人生の成功 (後述)とは、その人のキャラクターの上に成り立っており、そのキャラクターはこれまで過去において数百、数千回行ってきた決断の結果の上に形成される。両親、学校の先生、友人、遊び仲間、同僚、先輩、上司、妻、夫、家族など様々な人との出会いやイベントに対してどういう対応をしてきたのかで今のあなたの現在地点がある。そこから振り返る過去、そして現在地点は人により様々だ。 さて、キャラクター作りは、あなた自身の内部からしか始まらない。種から植える植物のように、毎日あなた自身を観察しながら、育てる感覚が必要だ。また岩の塊からあなたというキャラクターを毎日ノミとハンマーだけでこつこつ彫り、頭の中にしかなかったキャラクターの形を完成させようとイメージしてみることだ。毎日、毎日その彫刻を完成させてみよう。これのいいところは、実際の彫刻ではそうはいかないが、失敗したらやり直しが効く。もっとすばらしいことは、本当にキャラクター作りを真剣にとらえると、限りなくそのキャラクターに近づくことができることだ。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 9

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成長を助ける 他の人の成長を育てるには、自分のことを考える前に、他の人のことを助けることを考えよう。そのためには、自分自身が他の人の立場になって考えるべきだ。しかし実際にはほとんどの人にとってそれは自然に抵抗なくできることではない。また自分の中に余裕と平安があってこそ自然にできるようになるものだが、そうなるのを待つのではなく今からやることに意味がある。それはは畑にする種まきのように今すぐに結果がでることではないが、その芽がでて、実がなりはじめるときの 報酬は大きい。 ポジティブな自尊心作りに集中する 自尊心の専門家であるナサニエル・ブランデンは、自己評価をすることが、自分の価値、信じていること、思考過程、感情、目標などに大きな影響を及ぼすと言っている。また自尊心のレベルが低い人はそれが故に、自身の人生に自分にはできるわけがないという思い込みで低いキャップを被せてしまっている。反対に自分には可能性があると信じているポジティブな人は、その感情が理解できなかったりするが、実は自尊心が低いまま大人になっている人、またそうでなくても自分の持つ弱みなどを恥じている人がこの世の中の大多数だ。重要なのは自分を変える必要はない。そのままでいいんだということを教えてあげる。どんな人にも強みがある。計算が強い人、片付け上手な人、回りを明るくさせる人など持って生まれた強みがある。その人の強みを探し、そこにフォーカスし、それを軸としてポジティブに生きる生き方 を教えてあげることで人生は大きく展開する。 独りではなく、仲間である どこかに属したいと思うのは、人間にもともと備わった本能です。どこにも属することができないでいると孤独を感じるのでそれが原因でうつになるなど精神的に’病むことになる。また現代に生きる人は、人と話はできたとしても、本当に深く感情で繋がれる関係をもてる人は少ない。本当は自分に愛が一番必要なのに、自分が愛されて生きていないから、人の愛し方もわからない。だけどどこかに属したい。それがソシアルメディアだったり、同僚との飲み会であったりする。真のリーダーはチームのメンバー一人一人を名前で呼び、あなたは重要な仲間なんだという意識を常にもたせてあげなければならない。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 8

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Recognition 認める 多くのリーダーたちが、忘れることに相手を「認めてあげる」がある。ある調査会社のアンケートによれば、会社で働く従業員たちの最も多い不満は、会社や上司が自分の仕事に対して評価がされていないということだ。特に日本の社会は、やって当然とか、あうんの呼吸などというものがまかり通っているので、そんなこといちいちしなくてもといういいという風潮が強い。しかし実は、相手に感謝する、仕事を評価することの重要性は世界共通で、当たり前の仕事でもそつなくやれば、ほめてその仕事を認めてあげる。もしあなたがボスにつかわれる身であれば、一言かけてもらう承認の言葉がどれだけ嬉しいかがわかるはずだ。コミュニケーションは口に出さなければ、伝わらないという基本を忘れないことだ。 Encouragement 激励 両手に水のはいったバケツを持ちながら、裸足で氷の上に立っている姿を想像してください。どれぐらい我慢できるだろうか?1分、2分?人によって限界点は違うかも知れないが、普通に一人でがんばるよりも必ず上回れる方法がある。それは回りから、激励を受けること、応援されることだ。人間は応援されたり、励まされたりすると、これまで以上の力が湧いてくるのだ。チームスポーツで声を出し、励まし合っているのは理由がある。ジョージ・アダムスは激励のことを「魂の酸素」と言っている。またウイリアム・ワードは 「お世辞を言われるとあなたを信じない。批判されるとあなたを嫌う。無視するとあなたを許さない。だけど応援されるとあなたのことを忘れない」 と言っている。人に影響を与えるためには、その人への励ましや応援ぬきではありえない。無言の励ましなど何の助けにもならない。励まされると人は励ます人についていこうとするが、その逆もありで、あなたを応援してくれない人にあなたはついていくだろうか?私たちは一人では生きていけない。それは私たちを創造してくれた神からからお互いに助け合いながら生きていくようにつくられているから。もしそうでなければ私たちには「寂しさ」という感情が与えられていない。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 7

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Respect 尊敬 愛は「与える」という動詞である。感情でももらうことを期待することではない。与えるということは、相手をケアすること。ケアなしに愛を与えることはできません。相手をケアすることは、相手の前に自分がいるのではなく、いつも後ろにいるということ。一方、愛を受け取った人は、その人に感謝の気持ちであふれ、自然と尊敬する。不思議なことに、プレゼントをもらうと嬉しくて、感謝はするが、尊敬の念までは湧き上がって来ないと思う。気にかけられている(ケアされている)から心から感謝の念が湧き上がってくる。ウォ−ルストリートジャーナル新聞が1600人の会社幹部に対して行ったアンケートでは、全ての人が定期的に尊敬の念をもって話を聞いてくれるアドバイスは必要だと言っている。もし、あなたの回りにあなたを尊敬する人と尊敬をしない人がいるならば、あなたはどちらの人に自分のハート開くかは言うまでもない。 Sense of security 安心感 愛の次に人を育てるする上で必要なものは安心感を与えることだ。人間は相手のことを信用するまでは、心を開かない。心が開かれていない状態ではその人の持つ可能性を最大限に引き出すことは難しい。しかし一旦この人は安心だと思ってくれると、相手に対してポジティブになる。 人に安心感を与えるのに重要なことは、前の章で書いたようにあなたのIntegrity である。人はあなたの行動と言葉が正直で一貫性があると安心する。全ノートルダム大学の名フットボール監督ルー・ホルツは「いつも正しいことをやれ。自分が他の人にやってもらいたいと思うことをするようにベストを心がけよ。なぜなら彼らはいつもこのようなことを考えているからだ。 1.この人は信用できるか? 2.この人はやるべきことに全力で取り組んでいるか? 3.この人は私のことを一人前の人間として真正面から接してくれるだろうか? また人はあなただけを通して安心感を得るのではなく、その環境によっても安心感を得る。あなたが働く職場がコミュニケーションがあり、信用できる場所であれば、新しく入る人間も古い社員を通して安心できる職場として認識します。例えあなたが個人的に100%好かれていない上司だとしても、上記の3つを守ればチーム内の信用される上司になることは可能です。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 6

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人を育てるという影響は与えること おそらく、ここまで読まれているあなたは、人の育成について少しは理解をされたと思う。それでは実際にどうしてやれば良いのかを説明します。 まず、人の成長は、次の5つを「与える」ことから始まります。 Love 愛 先ほど、赤ちゃんを育てる親の話しましたが、その基本になるのが「愛」です。ここでいう愛とは、恋人を好きになる感情の愛のことではなく、その人をケア(思いやる、気にかける)気持ちと行動のこと。愛がなければ次にあげる4つの行動にも繋がることはないです。人間は自分が好きな人をケアするのは問題ない。何故ならそこには好きだという感情があるから。しかし本当の愛は、知らない人のことでも思いやる気持ちとそれを表す行動だ。だけどその愛をどうやって行動できるのか?という疑問もきっとあると思う。しかし、あなたにも一度は両親以外から愛された経験があると思う。あなたに影響を与えた人のことを思い返してみよう。親はもちろん、小学校の先生、高校の厳しかったが愛情をもって接してくれた恩師、先輩、上司など、誰か一人でも思い当たる人がいなかっただろうか? アメリカのある中学校の教師がこのようなことを書いてくれた。 「私はずーと何年間も、自分は数学が好きだし、うまく教えることができるので、それだけで充分と思ってきました。しかし最近エディという生徒と話す機会があり、生徒はただ勉強をならいに学校にきているのではないと教えられました。エディは昨年度より、今年の成績がはるかに良くなったのでそのことを伝えてあげたときに、彼がこんなことを言ったのです。「自分はあなたの教室で授業を受けている自分の方がはるかに好きだということに気がついたんです。だから自然と数学もがんばれるようになりました」 愛は全て人の閉ざしているハートを開け、ハードルを乗り越えさせる、まさにパワー・オブ・ラブなのです。愛なしでは人と深い繋がりを保つことはできません。愛は例外なくどの人も必要で、必要のない人などいません。また愛はその人の持つポテンシャルを最大限に発揮させ、職業も関係がない。アメリカンフットボールの名監督のビンス・ロンバーディも「プレーヤー一人一人がお互いを愛し、気にかけてなければ’良いブレーは生まれない」と言っている。例外なくどんな人でもその存在価値を認められたいか