影響のある人はIntegrityを持っている Part 5



2.影響のある人は人を育てる
これを読んでいる人の中には、きっと愛犬家や動物好きの人は多いと思う。犬を訓練するときに絶対に必要なのは、訓練する犬とトレーナーとの信頼関係です。犬からトレーナーが「今日からこの人が自分のトレーナーだ」と認められていなければ、訓練は成り立たない。それでは信頼関係を犬と築くにはどうしたらよいのか?必要なのは「食べ物」です。食べることで毎日の必要が満たされ、体に力を与え、生きる気力が与えられる。生きていく上で必要な条件を満たしてくれて、食べ物をちゃんと与えてくれるトレーナーは、犬から信頼されるのです。つまり、トレーナーがケア(気にかける、面倒をみる)してあげることで、忠誠、服従、愛情の心が生まれ、信頼関係につながっていく。

人を育てる法則
犬の訓練の話から始めましたが、実は私たち人間も大きな変わりはないです。私たちは自分のことをいつも気にかけてくれる人が必要だ。食事の必要を満たされるだけならお金で解決ができる。今アナタの回りにいる人のことを思い出してみてほしい。あなたを勇気づけ、認め、安全を気にかけ、将来のことを気にかけて、期待をしてくれる人がいる人が多いと思うが、中にはそのような人間関係に恵まれてない方もいるかもしれない。私たち人間は、「ケア」をしてくれる人が必要なんです。人間は一人では生きていけないように神から創られている。なのでもしあなたが世の中に影響を与える人間になりたければ、ケアができる人間になることです。
多くの人が何かの権威になれば世の中に影響を与えられると思っているが、権威になれば他の人の弱み、欠落部分を浮き出すメッセージを与えていることになり、建設的批判をしながら同時に良い影響を与えることはできない。だから偉くなればなるほど、頭を低くしなければならない。

人を成長をさせるプロセスは、ケア「気にかけること」がすべての始まり。植物を育てると毎日その成長を気にしながら、水をやり太陽光を調節したりしますね。1週間に1回の水差しですまそうとは普通は思わないはず。母親が赤ちゃんを思い、乳をやり、おしめを変える行動は学校で習ったからではなく、単純に愛からの行動だよね。子供は愛されているから、愛してくれる親のためにがんばろうと思うわけです。この法則は他人でも同じで、自分のことを認めてくれて、気にかけてくれる人がいるからこそ、がんばれるわけです。

でもあなたは、もしかして「何で別の人ではなく自分がその役をやらなければならないの?」と疑問に思うかもしれない。その回りの人間が、家族ではなく、会社の同僚だったり、ただの友達だったりしても?もしかするとその人たちは、他の人から同じように元気になる言葉をかけられるかもしれないじゃないかって。しかし、それをあなたがやることには意味がある。それはあなたがその必要性に気が付き、もし大きな影響を与えることができたとしたら、そのことがあなた自身が一番成長できる機会だからです。忘れないでほしい。私たちは「人を成長させ、独立させる」ことで一番自分が成長できるのです。私たちに頼る人間を作ることは実は人を成長させいないし、自分も成長していない。あなたの単なる個人的な思いつきで手助けをしたりするような行動は人の成長を助けてはいない。



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