リーダーに必要な最初の取り組み



リーダーシップと結婚は結構似ています。

まず、リーダーシップは「選択」です。結婚もそう。誰でも「俺、結婚したい」と決めてから結婚します。リーダーも「俺、この世を(会社を、人間関係を)もっと良くしたい」と決めるからリーダーになるのだと思います。目的もなしにリーダーになりたいと思う人などいないです。

結婚は、神から与えられた人間の権利だけど、世の全ての人がその権利を行使している訳ではありません。中には、結婚を選ばない人もいるし、したくてもできない人もいる。それはそれで構わない。世の中には、リーダーになるのではなく、人についていくのが好きな人も多くいる。だからリーダーにならないという、選択もある。

一方、世の中の何かに不満をもったり、職場のボスの態度に失望したり、何かに不満を抱いている毎日が耐えられない人もいる。そのような人たちはある日、誰もいないのなら自分がやってみると決断する。これがリーダーが生まれる瞬間です。

二つ目のリーダーシップのポイントは「責任」です。無責任で自分のことしか考えられない人は結婚相手としても、リーダーとしても不適格です。誰が自分の発言や行動に責任を持たないリーダーについていこうとするでしょうか?誠実で、愛があり、裏表がないリーダーをいつの時代でも人々は求めています。結婚相手でもそうですよね。個人一人で生きているなら、やりたいことやればいいけど、あなたの伴侶やフォローワーがいるとなると、あなたの行動や発言に「責任」を問われることになります。

その「責任」をいつでも取れるような人間となるためにはどうすれば良いのだろうか?
それは、いつも

「正しいことを行う」

ということしかありません。「正しい行動」は1日だけのボランティア活動や、気が向いた時だけの優しい行動から来るものではありません。いつも他人のことを考え、毎日の一つ一つの行動を積み重ねるという地道な作業を繰り返すしかないのです。近道はありません。それは「正しいことを行う」ことからしか人からの信用は得ることしかできないからです。

実は,若い頃の僕は、今書いていることと正反対の行動をする人間でした。本当に無責任でしたし、自己中心を絵に描いたような人間でした。多くの友人を失望させましたし、家族まで失望させる人間でした。将来への陰徳を積まず、一時の快楽ばかりを優先させていました。今は、あなたに絶対にそのように自分の限られた時間を無駄にするような行動はして欲しくはないという思いがこのブログを始めた一つのきっかけです。

あなたが結婚をしていても、グループのリーダーでも、まだ社会に出だばかりの方でも、「いつも正しい行動をとる」ことだけを心がけて生きれば、おそらく人生を外すことはないです。今のデジタル社会は効率とスピードばかりを追いかける風潮が強いですが、そのデジタル的価値観では真の人間関係は作れないし、「信用」も得ることができません。また、そこだけが人生の判断基準となれば、あなたの価値基準はその他の大多数と変わりはないことになります。

周りの人は必ずあなたの行動を見ていますが、行動を決めるのは自分です。後悔しない生き方を決めるのは、自分の内側から聞こえるどの声に従うのかということです。だからいつも向き合い、あなた自身を知ることが重要です。あなたはどんな誘惑に弱いのか?強いところはどこなのかを紙に書き出してみてみましょう。


「自分が自分のことを信じられるようになること。」


他人と比較する価値観から離れるためには、まず自分自身の弱みと強みを知ることからだと思います。何のために自分自身を知るのか?

「まずは自分をリードするため」

です。


あなた自身をリードすることが、リーダーに必要な最初の取り組みです。

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