私のパッション(情熱)は何だろうと悩む人へ
僕は別のポストにも書きましたが、人の生き方としてあなたのパッション(情熱)を見つけて、それを思い切り追いかけるのが最高の人生だと思っています。それさえ見つかれば人から何を言われても関係ないし、自分の情熱の向くままやるだけです。
ただ多くの人は、「自分のパッションがわからない」「パッションが見つからない」と悩んでいるようです。確かに僕もそうでした。そこそこ仕事はできるのにこれはパッションとは感じない。では「他に何ができて何が3度の飯より好きなのか?」と聞かれると、実際に困ってしまうわけです。数年も考えているうちに、聖書的生き方のコーチ、リーダーシップを伝えたいというビジョンが浮かんできた。ただこれは好きだからとか、これを考えると心臓が高鳴るという種類のものではない、ただ気になる分野だし他に日本語でこの話をする人がいないということに気がついた。だからこのメッセージを伝えたいという感情が湧き上がってきたという流れです。
おそらく、僕のような立場の人はたくさんおられるでしょう。仕事もそこそこできるんだけど、今一、人生のパッションと呼べる方向性が見つからない、だから次のステップに行けない。
何でもそうだけど、一つの質問の答えが出てこない時には、質問を変えてみることが大事です。そうすることによって、意外とすんなり答えが見つかることもあります。
その質問とは
1. 世の中で人が困っていることは何だろうか?
場合によっては、自分ができることに集中することよりも、他人のためにできることを考えることで見えてくるものがあります。要するに自分という出発点からではなく、他人のニーズという出発点から世の中を見てみるのです。あなたはその分野でズバ抜けた才能を持っている必要はありません。他の人より少しだけうまくできることでもいいのです。また世の中のニーズは、あなたの過去の経験と全く関係ないところにある可能性もあります。当然あなたにも経験もスキルもありませんが、独自の着眼点があるので、それに向かって情報を得る、スキルを身につけるのは後でも構わないのです。
2. 自分とっての理想的なワークスタイルはどのような日なんだろうか?
例えばあなたが今オフィス勤めで、ネクタイを締め、週50時間以上働いているとすれば、あなたが、この現状から脱却するために、自分で会社を起こした場合、どこでオフィスを構え、スケジュールをどのように変え、服装規定を変え、仕事の習慣や社内環境を変えていきたいかを考えてみましょう。
そして更に具体的にあなたにとっての理想的なワークスタイルをイメージしてください。朝スポーツクラブに行き一汗書き、シャワーを浴びて、オフィスに行き、コーヒーを飲み、スケジュールを確認して、チームとミーティング、顧客のフォローアップの後は、クライアントとパワーランチなどあなたにとっての理想的な仕事日を具体的に想像して見てください。理想的なワークスタイルをイメージすることから、パッションを見つけられる可能性もあるのです。
3. あなたに耐えられないものとは何だろうか?
世の中は完全ではないので、見て嫌だなとか耐えられないなとかいう場面に出くわすことはあると思います。今まではそうお思うだけで深く考えずにやり過ごしてきたが、それらをあえて認識してみることは、あなたが探すものを知ることとほぼ同じくらい役立ちます。たぶんあなたは、パッションや楽しめるものをクリアーに認識することができないが、あなたが耐えられないような場面、あなたの価値観に反する場面に遭遇することで、あなたの価値観を知り、現実との違いを認識すると、あなたの強みやそこにあるニーズを把握できるかもしれません。要するに、普段何気なくやり過ごしていることに、もう一度視点を当ててみる。そこで自分の価値観を照らし合わせてみる。中には、あなたの嫌なことだけではなく、価値観に合う場面も認識できるようになります。それがわかると、更にあなたにとっての理想のワークデーというのが完成できるようになります。
これだけが全てではありませんが、正しい質問をして答えることで、少なくとも自分自身のための充実したワークデーを認識し、はっきりとイメージできて、それがハートレベルまで落とし込むことができれば、そこに近づくための行動の変化生まれてきます。行動の変化が生まれるとあなたは変わることができると確信します。
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