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クリスチャンの断食ーダニエル・ファスト 

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あなたは断食をやったことがありますか?日本では、一般的に断食というと、インドの修行僧の断食がする苦しい修行断食のイメージが先に頭に浮かぶのではないでしょうか? 実は聖書にも、断食の話はよく登場しますが、全てに共通している点は何かを嘆願するために断食をしています。ネヘミアやダニエルは荒れ果てたイスラエルのために断食祈祷をしました。旧約聖書のダニエル書という書物の中に、ダニエルが水と野菜だけで10日間過ごしたところ、肉などの贅沢な食物を食べている他の少年よりも血色がよかったという話があります。 その後ダニエルはイスラエルのために21日間断食をしながら祈りました。そのダニエルが行なった断食を実行するのがダニエル・ファストで今では世界中の数十万人のクリスチャンが実行していると言われています。 断食にも何も食物を食べない水だけで過ごす3日断食や、一日一食だけで過ごす部分断食がありますが、ダニエル・ファストは21日間、野菜、フルーツと穀物のみが食べられ、他の食べ物は制限されている断食で、飲み物は水だけを飲むことができます。 僕にとって来年2017年は3回目のチャレンジとなります。開始日はいつも1月15日と決めています。その理由は単に、14日が僕の誕生日だから(ケーキが食べられない誕生日も寂しいので。。)なので、通常教会単位でやる場合は1月の第2日曜から始めることが多いようです。 何のための断食なのか? ダニエル・ファストを始めるにあたって、この理由が一番重要です。これがなければ単なる苦しいダイエットになってしまいます。 その目的は神様にフォーカスする時間を持つことです。 この超慌ただしい現代では、どうしても毎日の生活のフォーカスが神様を後回しにしがちになります。周りの雑音も多いです。それらをなるべく断ち切り、神様との時間を持つこと。具体的には聖書朗読と祈りを中心とする生活です。 ですので、実はこの21日間は単なる食事制限の期間だけではありません。食事同様に、テレビドラマ、インターネットサーフィンや雑音も断ち切ります。(ただ仕事をする上でEメールなど遮断することができない時は必要最低限に抑えます)もちろん、友人や会社の同僚などには通常のように接しますが、なるべくソシアルの時間もこの期間は控えるようにします

毎月1%だけ向上させよう

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さて、今日は2016年の大晦日。 もう来年の目指すゴールや計画を書かれた方も多いと思います。 僕は、 ここ3年ほど前から、昔の若い頃のようにガチガチのゴールプランではなく、ノートに手書きでゆるく、そして効果のあるプランを立てるようにしています。 まず、1年かけて成し遂げたいこと(BIG GOAL)、それを3ヶ月ごとに分けて中間ゴール(3MO. GOAL)だけを書きます。(下のサンプルを参考にしてください) そして、5つから10の自分を変えたい部分や伸ばしたい部分を書きます。例えば、運動の時間を増やす、読書量を増やす、家族との時間を増やす、カロリー摂取量をコントロールする、ソシアルメディアの時間を減らす、人に優しくする、ボランティアをするなど。 それらの現状を書き3ヶ月ごとに、到達したい数値を書き入れてください。例えば、読書時間が現状5分なら、いきなり倍の10分ではなく、プラス1分で構いません。それを次の3ヶ月で2分、そして4分と倍に増やして行くのです。そうすると12月には13分になっています。最初は改善のクセをつけることに趣を置きます。そうしながら徐々に複利のパワーで増やしていきます。今までやったことがないことにチャレンジする場合は、3ヶ月に1度の頻度で始めても構いません。それが12ヶ月後には月に1回になっています。 この方法結構シンプルですが、取り組みやすく効果はあります。まさに僕の性格向きです。また、改善を感じられるようになると結構病みつきになります。ぜひお試しください。 2017年アクションプラン:  (サンプル) BIG GOAL ___________________________________________________________________________________________________________ 5つ(〜10)の改善点     現状    3月目標    6月目標    9月目標    12月目標 1)  ______  ______  ______  ______  ______ 2)   ______  ______  ______  ______  ______ 3)   ______  ___

「毎日を人生の最高傑作の日としよう」ジョン・ウッデン

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こんにちは。 ジョン・ウッデンという名前を聞いたことがありますか? 日本ではマネジメントのエキスパートというと、すぐに ピーター・ドラッガーの名前が出てきますが、アメリカでは一般の人よりも、プロの リーダーシップやコーチングのエキスパートたちが、 ジョン・ウッデンの名前をあげる人が多いです。 今、世の中に出ている有名なサクセスエキスパートたちで、 ジョン・ウッデンの影響を受けなかった人はいません。 ジム・ローン、ジョン・マックスウエル、アンソニー・ロビンスなど そうそうたるエキスパート全員がジョンの影響を受けているのです。 しかしジョン・ウッデンは、リーダーシップのエキスパートと して世の中に出て有名になったわけではありません。 ジョンは、あなたも聞いたことがあるUCLA(カリフォルニア州立大学ロスアンゼルス校)のバスケットボールチームのヘッドコーチだったのです。もしあなたがバスケットボール選手なら、UCLAカットというオフェンスシステムを聞いたことがあるかもしれない。 これは1970年代にUCLAを率いて黄金時代を作り上げたジョン・ウッデンの考案したオフェンスのシステムだ。ポイント・ガードがハイポストのスクリーンを利用してカットしていくパターンは、今では 当たり前のオフェンスの常識を作った人だ。 UCLAはジョンのリーダーシップのもと、NCAA全米選手権を13年で10回も制覇した。そのうち7連覇を含んだ。ジョン・ウッデンはカリーム・アブドゥル・ジャバーを擁して、 88連勝という前人未踏の記録 も打ち立てた。これだけでもとてつもないことだ。だが彼が「20世紀最高のコーチ」と呼ばれるのは、彼の持つ哲学や考え方が終始一貫して、彼が受けた家庭教育、高校の英語教師として過ごした8年間などの経験に裏付けられたものだったからでもある。 彼が何故そのようなチームを作ることができたのか?それは彼の育った家庭環境や父親の教えが大きな影響を与えていた。 ジョンの残した格言は、ウッデンニズムと言われるまで、各界のコーチやリーダーたちに未だに影響を与え続けている。 このブログの「最高傑作」の言葉は、このジョンの格言のマスターピースから来ています。 “Make each day your

パッション(情熱)に従うとは?

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私たちは自分自身で感じていなくても、皆生き生きと感じる何かを持っています。それは、あなたの人生にちょっとした意味を加える情熱的な探求や、目的を達成した時の特別な感覚を私たちに与えてくれるものです。それがまだ何かわからない場合は、あなたが追い求める趣味、キャリアや娯楽などの中で、一番追い求める欲求が何かを、紙の上に書き出し探して見よう。深く考えるのではなく思いつくまま書いてみるといい。 それらを一つ一つ思い浮かべ、どのような事に自分の夢が広がるのだろうかを見てみるといい。 ここに15の著名人の引用があります。彼らがどのようにパッションを表しているのかを知ることも、あなたのパッション探求に役に立つと思います。 1. 「あなたがしていることが本当に好きでなければ、信念や情熱でやることはありません」 - ミア・ハム 2. 「あなた自身の情熱に従いなさい - 従うのはあなたの教師や両親ではない」 - ロバート・バラード 3. 「あなたがしなければならないことがそこにあるような気がして、もしあなたが情熱を持っているなら、考えるのはやめて即座にやってみることだ」 - ワンダ・サイクス 4. 「あなたが自分の人生よりも小さいもののためにあなた自身を賭けるのはパッションではありません」-ネルソン・マンデラ 5. 「パッションはエネルギーです。あなたを興奮させることに焦点を当てることから来る力を感じてください」 - オープラ・ウィンフリー 6.「何事もパッションほど重要なものはない。あなたの人生で何をするにも、情熱をもってください」 - ジョン・ボンジョヴィ 7. 「ビジョンを実現する偉大な指導者の勇気は、ポジションではなく情熱から来ている」 - ジョン・C・マックスウェル 8. 「情熱は天才の源だ」 - トニー・ロビンズ 9. 「退屈な人生でで死ぬより、情熱を追いかける人生で死にたい」 - ビンセント・ヴァン・ゴッホ 10. 「あなたの人生の目的がわからない場合は、あなたのパッションがどこにあるかを探してください。あなたのパッションがあなたの人生の目的に導くだろう」 - ビショップ・T.D.ジェイクス 11.「追いかけるのはあなたの年金ではなく、あなたの情熱

キャラクターの作り方 4

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価値感ベースのリーダーとなるには? ビジネスリーダーであり、教育者であるハリー・クレーマーの「4つの原則」というのがある。 1・セルフ・リフレクション 価値感ベースのリーダーはいつも立ち止まり、考え、自己質問をする。自己質問とは 「自分の価値とは何だ?」 「自分はどの価値感の上に立っているのか?」 「今重要なことは何だ?」 「どのような見本を残すべきなのか?」 「自分の目的は何か?」 「今日は何をするのか?」 「今日はどのように人に接しただろうか?」 「今日はどのように人をリードできただろうか?」 これらの質問の目的は、自分を知ることにある。これらの質問に答えながら自分に投影(リフレクト)させる。自分に投影させながら、自分をリードするのだ。毎日15分これらの質問を自らに問いかけることを始めてみよう。 2.バランス クレーマーは、価値感ベースのリーダーはバランスのある見解を持たなければならないと言っている。自分のことを知ることと同様に、チームメンバーを尊敬し感心を示すことが重要だ。 3.本当の自信 まず知らなければならないのは、リーダーの自信とは傲慢さ、自分の立場だけを貫いたエゴな考えに基づいたものではない。一人の人間として知らないことは知らない、自分の考えが間違っていたと認めることができるかどうかである。リーダーシップとは人をコントロールすることではなく、あなたが与える影響のことである。 4.正しいことを行う リーダーシップは役職やタイトルがベースではない。会社のボスだから、マネージャーだから単に指示をする役目になるのではなく、部下たちと繋がらなければならない。繋がらなければチームが成長することはない。多くのリーダーは正しい人になろうとするが、それだけでは具体的にどのようになれるのかがわからない。正しい人になるために、「正しいことを行う」人にフォーカスしよう。あなたの口から発する意見、行う行動にいつも注意をはらう人になろう。

キャラクターの作り方 3

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4.あなたが家族が求めるもの もし、家族があなたにとって高順位の価値感であるならば、それを言葉に書いて具体的にしてみよう。例えば「自分にとって家族とは、なくてはならないものであるから、いつも愛情をもって育てなくてはならない。人生のどの出来事よりも最優先にし、家族行事と他のイベントが重なった場合は家族行事をいつも優先させる。」 5.フォーカスをし続ける あなたの価値感から家族の位置づけまでをクリアにしたなら、それを忠実に行うことにフォーカスしよう。 6.キャラクター作りに磨きをかける 自己価値感の明確化の利点は、フォーカスができるので、セルフでキャラクター作りを可能にさせてくれることだ。あなたのゴールと価値感が一直線上に並んでいれば、内側のあなたと外側でのあなたも一致しているはずで、価値感に沿った行動をとれたあなたはきっとある種の満足感を得られるはずだ。自尊心が高まるので自信がつき、強い自分を感じることができるし、同時に幸福感や健康感も湧き上がる。この価値感に沿った行動をとることは、ある種の勇気も必要なので、あなたを勇敢な人間に変えてくれるし、また決断を下すことにも躊躇がなくなる。自己価値感を定義し、ゴールに向かって歩む生き方はあなたの人生そのものを改善させる力があります。 7.テイク アクション もう一度繰り返そう。まず、あなたの価値感を定義し書き出すこと。あなたにとってのエクセレンスとは何なのか?あなたにとって家族とは?全て書き出してみる。あなたにとっての定義なので難しく書く必要はないし、覚えやすく書くことだ。そして、その目標との直線の中で生きると決めること。人間誰にでも今まで生きてきたその人なりの思考パターンが身についているので、簡単には変えられないが、、この7点を毎日思い返し、実行すれば何物にも換えることができない満足感を得られるはずだ。

キャラクターの作り方 2

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それでは、どのようなキャラクターを目指すべきなのか?この部分はあなたの志しに依る部分が大きいので、まとめるのが容易ではないが、モチベーショナルスピーカーであるブライアン・トレーシーはキャラクターの作り方を次の7つのステップにまとめてくれているのでご紹介しよう。 1.人生の重要な価値感とは何か? あなたのキャラクターは人生を生きる価値を高めるものであるべきだ。そこそこの人生や生きる価値すら求めていないのであれば、キャラクター作りに励む必要もないので今のままの人生で満足しているはずだ。大半の人は、人生で正直さを保つ生き方、裏表のない終始一貫した言動を貫くことを妥協して生きていると思うが、それがIntegrity( 影響のある人はIntegrityを持っている  )を保つ生き方をすることがやさしいことではないことを物語っている。しかし人はリーダーにそれを求め、実行している人にはついてくる。この価値感を改めてもつことがどんなリーダーにも必要だ。 2.「エクセレンス」の意味を理解する 「エクセレンス」Excellence は辞書では優越、卓越、長所とある。あなたにあなたにとってのエクセレンスとは何かを定義づけてみよう。例えば、「私は自分のやることに、高いスタンダードを求める。どのような立場や状況においても、自分のベストを尽くしより良い関係作りにフォーカスした生き方をする。」エクセレンスは一過性のものではなく、人生と同じ長さの終わりのない旅だ。ひたすた毎日毎日積み重ねること、近道はない。 3.自分の行動を計測する あなたにとっての「人生の重要な価値感」をクリアにすることができたら、次にやるべきことは「行動に移す」ことだ。その時にはっきりした行動内容がなければ時間と共にぼやけてしまう。つまりあなたの中に計測指針が必要だ。私がおすすめする方法は行動ジャーナルをつけることだ。大まかに、家族、職場、友人などに分類し、その日にあったことを書き、それに対して自分はどう対応したかを書く。そしてその対応は10点満点のうちの何点だったかも書いてみよう。

キャラクターの作り方 1.

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How to build Character by Jim Rohn 参照 キャラクターの作り方 日本語てもキャラクターCharacterという言葉は、日常よく使われるが、一般的な使われ方としては、アニメのキャラクターであるとか、そうでなければ「あの人のキャラならやっていける」だとか「物おじしないキャラだ」などの持って生まれた性格的な意味合いで使われるのではないだろうか?略されてキャラと言われていることからも、あまり深い意味で使われていないようでもある。同じような言葉でパーソナリティPersonality という言葉があるが、辞書によるとパーソナリティは性格、人格でありどちらかと言えば先天的、キャラクターは個性、気質という後天的に発展可能なものである。ということはキャラクターを作るのはあなた自身であって、あなたが思い描いたキャラクター形成することが可能である。実はリーダーシップにおいては、キャラクター作りは、必要不可欠な部分である。なぜならリーダーには確固としたキャラクターが求められているからである。エゴな考えの利益のことしか頭にないリーダー、考えがよく変わるリーダーには誰もついていこうとしない。 * 人生の成功 (後述)とは、その人のキャラクターの上に成り立っており、そのキャラクターはこれまで過去において数百、数千回行ってきた決断の結果の上に形成される。両親、学校の先生、友人、遊び仲間、同僚、先輩、上司、妻、夫、家族など様々な人との出会いやイベントに対してどういう対応をしてきたのかで今のあなたの現在地点がある。そこから振り返る過去、そして現在地点は人により様々だ。 さて、キャラクター作りは、あなた自身の内部からしか始まらない。種から植える植物のように、毎日あなた自身を観察しながら、育てる感覚が必要だ。また岩の塊からあなたというキャラクターを毎日ノミとハンマーだけでこつこつ彫り、頭の中にしかなかったキャラクターの形を完成させようとイメージしてみることだ。毎日、毎日その彫刻を完成させてみよう。これのいいところは、実際の彫刻ではそうはいかないが、失敗したらやり直しが効く。もっとすばらしいことは、本当にキャラクター作りを真剣にとらえると、限りなくそのキャラクターに近づくことができることだ。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 9

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成長を助ける 他の人の成長を育てるには、自分のことを考える前に、他の人のことを助けることを考えよう。そのためには、自分自身が他の人の立場になって考えるべきだ。しかし実際にはほとんどの人にとってそれは自然に抵抗なくできることではない。また自分の中に余裕と平安があってこそ自然にできるようになるものだが、そうなるのを待つのではなく今からやることに意味がある。それはは畑にする種まきのように今すぐに結果がでることではないが、その芽がでて、実がなりはじめるときの 報酬は大きい。 ポジティブな自尊心作りに集中する 自尊心の専門家であるナサニエル・ブランデンは、自己評価をすることが、自分の価値、信じていること、思考過程、感情、目標などに大きな影響を及ぼすと言っている。また自尊心のレベルが低い人はそれが故に、自身の人生に自分にはできるわけがないという思い込みで低いキャップを被せてしまっている。反対に自分には可能性があると信じているポジティブな人は、その感情が理解できなかったりするが、実は自尊心が低いまま大人になっている人、またそうでなくても自分の持つ弱みなどを恥じている人がこの世の中の大多数だ。重要なのは自分を変える必要はない。そのままでいいんだということを教えてあげる。どんな人にも強みがある。計算が強い人、片付け上手な人、回りを明るくさせる人など持って生まれた強みがある。その人の強みを探し、そこにフォーカスし、それを軸としてポジティブに生きる生き方 を教えてあげることで人生は大きく展開する。 独りではなく、仲間である どこかに属したいと思うのは、人間にもともと備わった本能です。どこにも属することができないでいると孤独を感じるのでそれが原因でうつになるなど精神的に’病むことになる。また現代に生きる人は、人と話はできたとしても、本当に深く感情で繋がれる関係をもてる人は少ない。本当は自分に愛が一番必要なのに、自分が愛されて生きていないから、人の愛し方もわからない。だけどどこかに属したい。それがソシアルメディアだったり、同僚との飲み会であったりする。真のリーダーはチームのメンバー一人一人を名前で呼び、あなたは重要な仲間なんだという意識を常にもたせてあげなければならない。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 8

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Recognition 認める 多くのリーダーたちが、忘れることに相手を「認めてあげる」がある。ある調査会社のアンケートによれば、会社で働く従業員たちの最も多い不満は、会社や上司が自分の仕事に対して評価がされていないということだ。特に日本の社会は、やって当然とか、あうんの呼吸などというものがまかり通っているので、そんなこといちいちしなくてもといういいという風潮が強い。しかし実は、相手に感謝する、仕事を評価することの重要性は世界共通で、当たり前の仕事でもそつなくやれば、ほめてその仕事を認めてあげる。もしあなたがボスにつかわれる身であれば、一言かけてもらう承認の言葉がどれだけ嬉しいかがわかるはずだ。コミュニケーションは口に出さなければ、伝わらないという基本を忘れないことだ。 Encouragement 激励 両手に水のはいったバケツを持ちながら、裸足で氷の上に立っている姿を想像してください。どれぐらい我慢できるだろうか?1分、2分?人によって限界点は違うかも知れないが、普通に一人でがんばるよりも必ず上回れる方法がある。それは回りから、激励を受けること、応援されることだ。人間は応援されたり、励まされたりすると、これまで以上の力が湧いてくるのだ。チームスポーツで声を出し、励まし合っているのは理由がある。ジョージ・アダムスは激励のことを「魂の酸素」と言っている。またウイリアム・ワードは 「お世辞を言われるとあなたを信じない。批判されるとあなたを嫌う。無視するとあなたを許さない。だけど応援されるとあなたのことを忘れない」 と言っている。人に影響を与えるためには、その人への励ましや応援ぬきではありえない。無言の励ましなど何の助けにもならない。励まされると人は励ます人についていこうとするが、その逆もありで、あなたを応援してくれない人にあなたはついていくだろうか?私たちは一人では生きていけない。それは私たちを創造してくれた神からからお互いに助け合いながら生きていくようにつくられているから。もしそうでなければ私たちには「寂しさ」という感情が与えられていない。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 7

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Respect 尊敬 愛は「与える」という動詞である。感情でももらうことを期待することではない。与えるということは、相手をケアすること。ケアなしに愛を与えることはできません。相手をケアすることは、相手の前に自分がいるのではなく、いつも後ろにいるということ。一方、愛を受け取った人は、その人に感謝の気持ちであふれ、自然と尊敬する。不思議なことに、プレゼントをもらうと嬉しくて、感謝はするが、尊敬の念までは湧き上がって来ないと思う。気にかけられている(ケアされている)から心から感謝の念が湧き上がってくる。ウォ−ルストリートジャーナル新聞が1600人の会社幹部に対して行ったアンケートでは、全ての人が定期的に尊敬の念をもって話を聞いてくれるアドバイスは必要だと言っている。もし、あなたの回りにあなたを尊敬する人と尊敬をしない人がいるならば、あなたはどちらの人に自分のハート開くかは言うまでもない。 Sense of security 安心感 愛の次に人を育てるする上で必要なものは安心感を与えることだ。人間は相手のことを信用するまでは、心を開かない。心が開かれていない状態ではその人の持つ可能性を最大限に引き出すことは難しい。しかし一旦この人は安心だと思ってくれると、相手に対してポジティブになる。 人に安心感を与えるのに重要なことは、前の章で書いたようにあなたのIntegrity である。人はあなたの行動と言葉が正直で一貫性があると安心する。全ノートルダム大学の名フットボール監督ルー・ホルツは「いつも正しいことをやれ。自分が他の人にやってもらいたいと思うことをするようにベストを心がけよ。なぜなら彼らはいつもこのようなことを考えているからだ。 1.この人は信用できるか? 2.この人はやるべきことに全力で取り組んでいるか? 3.この人は私のことを一人前の人間として真正面から接してくれるだろうか? また人はあなただけを通して安心感を得るのではなく、その環境によっても安心感を得る。あなたが働く職場がコミュニケーションがあり、信用できる場所であれば、新しく入る人間も古い社員を通して安心できる職場として認識します。例えあなたが個人的に100%好かれていない上司だとしても、上記の3つを守ればチーム内の信用される上司になることは可能です。

影響のある人はIntegrityを持っている Part 6

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人を育てるという影響は与えること おそらく、ここまで読まれているあなたは、人の育成について少しは理解をされたと思う。それでは実際にどうしてやれば良いのかを説明します。 まず、人の成長は、次の5つを「与える」ことから始まります。 Love 愛 先ほど、赤ちゃんを育てる親の話しましたが、その基本になるのが「愛」です。ここでいう愛とは、恋人を好きになる感情の愛のことではなく、その人をケア(思いやる、気にかける)気持ちと行動のこと。愛がなければ次にあげる4つの行動にも繋がることはないです。人間は自分が好きな人をケアするのは問題ない。何故ならそこには好きだという感情があるから。しかし本当の愛は、知らない人のことでも思いやる気持ちとそれを表す行動だ。だけどその愛をどうやって行動できるのか?という疑問もきっとあると思う。しかし、あなたにも一度は両親以外から愛された経験があると思う。あなたに影響を与えた人のことを思い返してみよう。親はもちろん、小学校の先生、高校の厳しかったが愛情をもって接してくれた恩師、先輩、上司など、誰か一人でも思い当たる人がいなかっただろうか? アメリカのある中学校の教師がこのようなことを書いてくれた。 「私はずーと何年間も、自分は数学が好きだし、うまく教えることができるので、それだけで充分と思ってきました。しかし最近エディという生徒と話す機会があり、生徒はただ勉強をならいに学校にきているのではないと教えられました。エディは昨年度より、今年の成績がはるかに良くなったのでそのことを伝えてあげたときに、彼がこんなことを言ったのです。「自分はあなたの教室で授業を受けている自分の方がはるかに好きだということに気がついたんです。だから自然と数学もがんばれるようになりました」 愛は全て人の閉ざしているハートを開け、ハードルを乗り越えさせる、まさにパワー・オブ・ラブなのです。愛なしでは人と深い繋がりを保つことはできません。愛は例外なくどの人も必要で、必要のない人などいません。また愛はその人の持つポテンシャルを最大限に発揮させ、職業も関係がない。アメリカンフットボールの名監督のビンス・ロンバーディも「プレーヤー一人一人がお互いを愛し、気にかけてなければ’良いブレーは生まれない」と言っている。例外なくどんな人でもその存在価値を認められたいか

影響のある人はIntegrityを持っている Part 5

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2.影響のある人は人を育てる これを読んでいる人の中には、きっと愛犬家や動物好きの人は多いと思う。犬を訓練するときに絶対に必要なのは、訓練する犬とトレーナーとの信頼関係です。犬からトレーナーが「今日からこの人が自分のトレーナーだ」と認められていなければ、訓練は成り立たない。それでは信頼関係を犬と築くにはどうしたらよいのか?必要なのは「食べ物」です。食べることで毎日の必要が満たされ、体に力を与え、生きる気力が与えられる。生きていく上で必要な条件を満たしてくれて、食べ物をちゃんと与えてくれるトレーナーは、犬から信頼されるのです。つまり、トレーナーがケア(気にかける、面倒をみる)してあげることで、忠誠、服従、愛情の心が生まれ、信頼関係につながっていく。 人を育てる法則 犬の訓練の話から始めましたが、実は私たち人間も大きな変わりはないです。私たちは自分のことをいつも気にかけてくれる人が必要だ。食事の必要を満たされるだけならお金で解決ができる。今アナタの回りにいる人のことを思い出してみてほしい。あなたを勇気づけ、認め、安全を気にかけ、将来のことを気にかけて、期待をしてくれる人がいる人が多いと思うが、中にはそのような人間関係に恵まれてない方もいるかもしれない。私たち人間は、「ケア」をしてくれる人が必要なんです。人間は一人では生きていけないように神から創られている。なので もしあなたが世の中に影響を与える人間になりたければ、ケアができる人間になることです。 多くの人が何かの権威になれば世の中に影響を与えられると思っているが、権威になれば他の人の弱み、欠落部分を浮き出すメッセージを与えていることになり、建設的批判をしながら同時に良い影響を与えることはできない。だから偉くなればなるほど、頭を低くしなければならない。 人を成長をさせるプロセスは、ケア「気にかけること」がすべての始まり。植物を育てると毎日その成長を気にしながら、水をやり太陽光を調節したりしますね。1週間に1回の水差しですまそうとは普通は思わないはず。母親が赤ちゃんを思い、乳をやり、おしめを変える行動は学校で習ったからではなく、単純に愛からの行動だよね。子供は愛されているから、愛してくれる親のためにがんばろうと思うわけです。この法則は他人でも同じで、自分のことを認めてくれて、気にかけてくれる人が

影響のある人はIntegrityを持っている Part 4

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Integrityを生きる人になる 人生を生きている間にはいろいろな局面に出会うことがある。あなたが自分の信念のために行動を変えなければならないことも、あるいは行動のために信念を曲げなければならないこともある。それはあなたの選択だ。良い影響を与える人間となるにはIntegrityを貫き通す以外に道はない。なぜならそれ以外の道には必ず行き詰まる時がくるからだ。正直を言うとIntegrityを生きることは簡単ではない。しかしそのような行動をとれば後悔することはない。 正直になる、頼られる存在となる、守秘義務を保つことを自分に宣言する Integrityを生きるため の 最初にやらなければならないことは、守るべきことを自分自身に宣言することだ。この3つを論理コードを選択すること、そして何があっても守りぬくこと。これが最初の基本です。 自分の価値観は金銭以上の価値がある 自分の価値観はお金で買われることはないと信じる。あなたの持つIntegrityは、お金にはすりかわらない。いつ、どんな状況下においても。ジョージ・ワシントン大統領はこう言い残しています。「世の中のほんのわずか一握りの人たちだけが、金銭に換わることがない美徳をもっている」 小さなことにこそ大きな意味がある Integrityバリューを大きくは破っていないからとか、子どもとの約束だからとか、小さいことなら許されることはない。1センチの侵害を繰り返しているうちに気がつけば1メートルになっているのが私たちがはまる罠なのです。むしろ小さなことを守れない人にとって大きなことを守ることのほうがたやすくはない。 毎日、今 日やりたいことの前に、やるべきことを考える スイスの思想家のヘンリー・フレドリック・アミエルは「自己内対話ができない人間は、常に外的環境の奴隷となる」と言っている。Integrityバリューを持たないに人は、常に自分中心の考え方だといえる。自分にとって有益なのか無益なのか?それだけの価値観で生きている。それが何かいけないのという疑問が湧く人は、その質問の価値観を持っていきている人だ。 Integrityバリューで生きている人は、いつも回りの人に何ができるのだろうと考えている。良い価値観を共有するのが目的なので、回りの環境や、たとへ自分に悪いことが

チームを最高の状態させる4つのリーダーシップスキル

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会社でも教会でも、放っておいて成長するチームはない。何もしないでおいておくと、成長どころか衰退の道を歩むことになる。チームが次のレベルに成長する道は、常に上り坂だ。下り坂の楽ちん成長などはありえない。ということはチームが意図的に上り坂を登ろうとしない限り、引力の法則に従うことになる。 その原因として、チームが目標を見失う、ハーモニーが噛み合っていない、エネルギーが低い、キープレーヤーを失うなどの原因でチーム内の結束力が落ち、チームとしての力を失うことになる。しかし、ここで力を発揮できるのがあなたのリーダーシップスタイルだ。ここに4つのリーダーシップスキルがある。このやり方をマスターすると、あなたはチームにエネルギーを吹き込み、理想的なチームに変えることができる。 1.まずは明確な目的を定める ご存知のように1人では、偉大な目標を達成するには足りません。そのためにチームがあるわけだが、チームにとって絶対不可欠なものは、目的だ。そしてまずはこの質問を自分自身にしてみるということから初めてみよう。 ・ この目的に、自分はチームの力を必要としているのか? ・ この目的で、メンバーや顧客に金銭以上の利益を提供できるのか? ・ この目的に自分の全てをかけてもいいと思っているか? もし、あなたの答えがすべてイエスであれば、次のステップに行く。そうでないならば、何故イエスと答えられないのかをよく考えてみるとよい。 次に、この目的を達成するためにはどのようなチームメンバーが必要なのかを考える。自分の考えを理解して、助けてくれそうな人の名前を書き出してリストを作ってみる。そしてこのリストの誰とその体験を一緒にしたいかを考えてみる。 2.目的をシェアする チームメンバーはそれぞれの分野に適した個性やスペシャリティがあるべきだが、チームを金銭利益だけのための駒のように使うためにメンバーがいるのではない。メンバーひとりひとりにゴールがあり、そのゴール達成のために、お互いに励まし合い、助け合いながら進めていくことが重要だ。それには、いつもオープンなコミュニケーションによる風通しの良い環境を作ること。チームメンバー一人一人の目標達成が、チーム全体の共通の目標達成になるべきで、誰か一人だけが恩恵を受けるのではないということを明確にしよう。 さて、こ

影響のある人はIntegrityを持っている Part 3

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Integrityから得られること:信用 「信用」こそがパーソナルでも、ビジネスにおいても絶対必要不可欠な要素です。信用なしではだれも話もしてくれませんし、商品も買ってくれません。信用こそが人と人とをつなぐボンドなのです。 今人々は、信用ができるリーダーを求めている。もしあなたが、いつもポジティブな影響を与えたいと考えているリーダーならば、次の要素を取り入れるように心がけよう。 一貫性を貫く:いつも同じ受け答えをするモデルとなる 周囲の人からの信頼は、あなた自身が信用を築いているかどうかで決まることで、自分でクレームすることではない。もしあなたが話すたびに違うことをいう人であれば、回りの人から深い信頼を得るのは難しいと思う。誰かさんのことを思い出して見るといいかもしれない。 バカ正直:いつも正直なコミュニケーションをする 信用されるためには、いつも別け隔てのない正直なコミュニケーションを保っていること。 透明性を重視する あなたのことをいつも見ている社員や仲間は、あなたが隠していても、いずれあなたの得て、不得手を知るようになる。悲しいかな、人間とはそれを隠そうとするのだけど、実は誰もあなたに弱みのないスーパーマンなどを期待していない。大事なのは自分の弱みをさらけ出す正直さです。 謙遜な態度を保つ あなたの仕事の動機が個人的な欲求のみを満たすエゴであったり、他人に対して嫉妬な態度を出したり、他人といつも比較だけをしているのでれば、回りから信用されることは難しい。 回りを助ける行動をいつもとる 自分のことよりも他人を思いやる思い、そしてその行動をとることは、あなたの素晴らしい個性作りとなる。ジグ・ジグラーは「回りの人を成功をできるだけ助けなさい、それがあなたの成功を作ることになるのだから」と言っている。 約束を守る 守れない約束は最初からしないこと。実行できなかった約束は、理由はともあれ、回りから見たら「嘘つき」と思われかねません。そこにはあなたの言い訳は通じないと思ってください。逆に言えば、約束を守れないという事実はあなたの信用を瞬間的に崩壊させることになるので約束には気をつけよう。 奉仕の態度で接する 私たちは人に尽くすためにこの世に存在しており、その逆ではないのだが、